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ミニコラム

食生活改善普及運動  (2016/09/15)

厚生労働省の健康局は、9月を食生活改善普及運動の実施月間としています。
今年度の重点活動は、「毎日プラス1皿の野菜」と「おいしく減塩1日マイナス2g」。
国民健康づくり運動「健康日本21」の目標では、一人1日350gの野菜摂取を目標としていますが、2年前の調査結果では290g程度だったそうです。この差を埋めるため「もう一皿の野菜」を。特に緑黄色の葉野菜を中心に増やすことが望まれます。コンビニやスーパーのカット野菜やサラダを利用することで手軽に実現可能な目標にできますね。
もうひとつの目標である「減塩」。なぜ「塩」を減らした方が良いのでしょうか。ヒトの体には塩は欠かせない大切なミネラルです。体液の細胞の外と内での浸透圧は、ナトリウムのとカリウムの排出と取り込みで保っています。塩分を摂りすぎると、細胞内のナトリウム濃度が上がります。これを一定の値に戻そうと、細胞は外から水分を取り込みます。塩辛いものを食べると喉が渇くのはそのためです。しかし、たくさん摂取した水分で血液の量が増え、心臓がたくさんの血液を送り出すために血圧は上昇します。多く取り込んだ水分が細胞から漏れ出ると浮腫みます。血圧が上がると心臓や腎臓に負担がかかります。ですから、塩分を多く取り過ぎないことが健康につながるのです。だしや香辛料、柑橘類(レモン汁など)を上手に使うことで塩を減らしてもおいしく食べることができます。食欲の秋、健康を考えながら楽しみたいですね。(けい)


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