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ミニコラム

ビタミンE  (2012/03/14)

ビタミンEは脂溶性で、植物油 (コーン、大豆、サフラワー油) や小麦胚芽、種実類などに多く含まれています。天然には8種類が存在しますが、そのなかでα-トコフェロールの活性が一番強く、生体内のトコフェロールの8割を占めます。体の中では細胞膜や脂質に多く存在しています。
ビタミンEは、末梢の血流の改善や、抗酸化作用があるといわれています。ビタミンEは脂溶性のため、過剰に摂取すると体内に蓄積する恐れがあります。厚生労働省の基準(2010年)では、成人では男性7. 0 mg/日、女性6. 5mg/日が目安量です。高齢者も、加齢による吸収や利用の低下が報告されないため、同じです。これは血中α‒トコフェロール濃度を12 μmol/L 以上に保つ量として計算されています。健康成人のα‒トコフェロールの健康障害非発現量(つまり摂取の上限)は、現在のところ800 mg/日です。
最近、マウスやラットにビタミンEを過剰に摂取させる実験を行ったところ、骨粗鬆症になったという発表がありました。過剰摂取では、破骨細胞が大きくなり、骨が減ってもろくなる可能性があるそうです。サプリメントとして人気のビタミンですが、適量をとるように心がけ、心配な場合は、骨量を検査されるとよいでしょう。 (けい)

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