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ミニコラム

血圧降下薬  (2012/10/04)

血圧を下げるためにはいろいろなアプローチがあり、その方法によりいくつかの種類に分けられます。
一つには、血管を広げて末梢血管の抵抗を弱める薬。
圧力が高まっている血管を広げることによって血圧を下げようという考え方です。
カルシウム拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)、直接的レニン阻害薬などがあります。
また、循環する体液量を減らすことを目的とする薬。
狭くなった通り道(血管)を通る液体の量を減らして圧力を下げようという考え方で、このようなに薬は利尿薬があります。腎臓に作用してナトリウムとともに水分を排泄します。
このほか、心臓の拍出量を抑える薬もあります。
β遮断薬といわれ、交感神経のβ受容体を遮断することにより拍出量を抑えます。交感神経のβ受容体のうち、心臓ではβ1受容体を遮断することで拍出量を低下させ、腎臓のβ1受容体を遮断することで末梢抵抗を下げますからβ1選択性の高い薬剤がより適しています。
血圧が高い場合に複数の種類の血圧降下薬を組み合わせることもあります。また、そのような合剤もでてきました。高血圧はサイレントキラーと言われ、自覚症状がないまま放置すると、動脈硬化から心筋梗塞や脳卒中など命に関わる病気の引き金となります。いずれも医師の処方のもとにきちんと飲んでくださいね。(けい)


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