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ミニコラム

お屠蘇(おとそ)  (2014/12/25)

あと1週間でお正月ですね。
お屠蘇はいくつかの生薬による薬草酒です。元日の朝、家族そろってお屠蘇を飲み、1年間の健康を祈願し無病長寿を祈る習わしです。
「屠」は「ほふる=払う」、「蘇」は「悪鬼」で、病をもたらす鬼を退治する、または邪気を払って魂が「蘇」る(よみがえる)などの意味だそうです。
この習慣は、中国で始まり、平安時代に伝わり、その後江戸時代に一般に広まったようです。
「屠蘇散」として5~6種の生薬が配合され、販売されています。白朮(ビャクジュツ)、山椒(サンショウ)、陳皮(チンピ)、桔梗(キキョウ)、桂皮(ケイヒ)、防風(ボウフウ)、大黄(ダイオウ)などが使われます。胃腸のと調子を整えたり、咳を鎮めたり、利尿作用がある薬草です。
お酒につけるとすっきりとした感じ、甘いのが好みならみりんに漬けこむとよいようです。
最近はお正月の過ごし方も様々ですが、ご家庭でのんびり過ごされる方は、昔ながらのお屠蘇で迎えてみるのもいかがでしょうか。
来年もおくすり日記がみなさまの健康管理に役立つことを願っています。良い年をお迎えください。(けい)


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