世界禁煙デー | (2015/05/28) | |
5月31日はWHOが定めた「世界禁煙デー」です。喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指してこの日を制定しました。また、日本では毎年5/31~6/6までを禁煙週間としています。今年の禁煙週間のテーマ は、「2020年、スモークフリーの国を目指して ~東京オリンピック・パラリンピックへ向けて~」とし、たばこを減らすことで命を守ることを目的としています。 日本では、男性の喫煙率は少しずつ低下していますが、たばこ対策が積極的な欧米諸国に比べるとまだ高い状況であり、女性の喫煙率は横ばいです。 たばこは、がんのリスクを高めるほか、心臓病・肺の病気・喘息・歯周病などの病気のリスクも高めます。副流煙を吸う受動喫煙によってもリスクが高くなります。 たばこに依存性があることは確立した科学的知見で、依存の原因物質は、たばこの煙成分に含まれるニコチンです。ニコチン依存は世界的には独立した疾患です。依存とはやめようと思っても強い渇望があり、止められない状態です。このような場合は、禁煙外来での相談、禁煙補助が必要なこともあります。 世界禁煙デーの特別プログラムとして、がんサミットが6/1(月)、丸ビルホールにて、厚労省主催で開催されます。入場無料で、参加希望者はインターネットから申し込めます。(けい) | ||
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