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ミニコラム

セント・ジョーンズ・ワート(別名:セイヨウオトギリソウ)  (2015/06/25)

セント・ジョーンズ・ワート(St. John's wort)は、ハーブの一種で、欧米では抗うつ薬として広く処方されています。
最近ではうつ病や、更年期障害、自律神経失調症、ストレスの緩和などに効果があるサプリメントとして、アメリカを中心に人気があり、日本でも人気の高いサプリメントです。ただし、いくつかの薬剤の効果を弱める作用があり、免疫抑制剤(シクロスポリン、タクロリムスなど)、強心剤(ジゴキシンなど)、気管支拡張薬(テオフィリンなど)、血液凝固防止薬(ワルファリン)、経口避妊薬、抗HIV薬(インジナビルなど)などの薬を服用する時には注意が必要です。このハーブに含まれる成分が体内に存在する薬物代謝酵素や薬物排出輸送担体(P-糖タンパク質)を増加させ、薬の排泄を促進するため、薬の効きめが弱まってしまうのです。このような作用は、長期にわたって服用していた場合に起こる可能性が高く、服用を中止してもすぐに効果が消えるわけではありません。すでに、薬と併用している場合、セント・ジョーンズ・ワートを急に中止すると、今度は医薬品の効果が強まり、好ましくない症状があらわれる恐れがあるため、医薬品の使用量を徐々に減らすなどの十分な注意が必要です。自己判断で量を減らしたりせず、必ず、医師、薬剤師に相談しましょう。サプリメントや健康食品を使用している方は表示や説明書を一度じっくり読んでみましょう。(Q美)


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