かくれ脱水に気をつけて | (2015/08/13) | |
夏は食欲が低下し、食事から摂取する水分量も減り、加齢とともに、喉が渇いたという知覚も低下していきます。発汗による体温調節も十分に機能せず、脱水症の一歩手前の状態がかくれ脱水です。 本人は、大丈夫と思っていても、水分不足により、血液の濃度が濃くなり、脳梗塞や心筋梗塞などにもつながりますし、血流量の低下は腎機能も悪化させてしまいます。 今、脱水気味かどうか知る方法を紹介します。 ①爪を押した後、白色からピンク色に戻るのに3秒以上かかる。 ②手の甲をつまんで離した時に、いつまでも盛り上がっている(山のようにみえる) ③舌の真中に亀裂が入っている。(鏡で確認) ④舌が白っぽいもの覆われている。 ⑤手足が冷たい ⑥体重が減っている(定期的に体重を量りましょう) ⑦血圧が下がっている(定期的に血圧を測りましょう) 脱水症になる前に、水分を補給しましょう。よく、スポーツドリンクなどが推奨されますが、高齢者の場合は、糖分や塩分の過剰摂取になるため、経口補水液がお勧めです。 経口補水液は市販のものがいろいろありますし、自宅でも作れます。水1リットル(または水700mL+無塩トマトジュース300mL)に砂糖大さじ4と1/2、塩小さじ1/2を混ぜます。 トマトジュースにすることで少し飲みやすくなります。そのほか、おかゆ(3分がゆ)と梅干一つでも代用できます。(けい) | ||
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