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ミニコラム

みずむし-その1  (2012/06/09)

梅雨入りも近くなってきましたね。梅雨明けから夏にかけて症状を訴える人が増えるのが水虫です。
水虫とは、足の裏や足の指の間、手のひらなど、皮膚のいちばん外側の角質層に「白癬菌(ハクセン菌)」が寄生して起こる皮膚の病気です。列車が連結したような糸状の形をしている真菌(カビのなかま)です。
白癬菌は、高温・多湿になればなるほど、活発に活動します。靴や靴下を長時間履き続けていると、皮膚が汗ばみ蒸れた状態になります。そのような皮膚は、白癬菌にとって格好の住み家となってしまいます。若い女性も例外ではありません。
白癬菌は、皮膚の角質の成分であるケラチンが大好物。ケラチナーゼという酵素でケラチンを溶かし、栄養源にしています。爪や毛も皮膚の一部なのでケラチンを豊富に含んでいます。そのため白癬菌が寄生しやすい部位です
こんな症状があったら水虫かも。足の指の皮がむける、小さな水疱ができている、足全体の皮膚が厚く硬い、爪が白く濁ったり黄色くなっているなど。
水虫になってしまったら、患部をよく洗うことや塗り薬で、場合によっては治療可能です。飲み薬は医療機関に相談してください。 (けい)


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