正しい磨き方 | (2014/10/09) | |
サイレント・ディジーズとも呼ばれる歯周病。自覚症状のないまま進行することが多く、重症になると歯を支えている骨が溶けて、最終的には歯が抜け落ちる、口腔内の細菌による感染症です。糖尿病、骨粗鬆症などの疾患をもつ人や喫煙者は、歯周病にかかりやすいと言われています。歯周病は、歯と歯茎の間についた歯垢(プラーク)に存在する細菌が原因で発症するため、予防には歯磨きやフロス、歯間ブラシなどによるプラークの除去・発生予防(プラークコントロール)が一番大切です。プラークコントロールのための歯磨きでは、1)エンピツを持つように歯ブラシをもつ、2)歯ブラシを歯と歯肉の境目に斜め45度に当てる、3)力は入れずに小刻みに動かす、ことが重要です。犬歯付近や、歯並びの良くない場所などは磨き残しの多い場所です。自分の口の中を鏡で観察し、磨き残しのないよう気をつけて歯を磨きましょう。また、歯周病は心疾患や脳卒中などの全身疾患と関連していることが分かってきました。丁寧なセルフケアに加え、定期的に歯科検診をうけましょう。(stella) | ||
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