サルコペニア肥満 | (2015/07/02) | |
元々は高齢者に多いと言われていた「サルコペニア(筋肉減少症)」。加齢とともに筋肉量が減少し、運動機能が低下した状態で、悪化すると日常生活動作が制限され、寝たきりや転倒骨折などの原因となります。一方で「肥満」は糖尿病や高血圧、脂質異常症、更に脳卒中や心疾患発病の要因になっています。 「サルコペニア肥満」は、減少する筋肉に替わって、増加した体脂肪が筋肉に入り込む現象で、最近問題となっており、今年の日本糖尿病学会でも話題となりました。 ここで問題なのは、見た目に痩せている人でも、又見た目や体重の変わらない人でも起こり得ること。40歳代から気をつけたほうがよいようです。 加齢に伴って「基礎代謝が減る」のは周知のことですが、筋肉量が減少するとエネルギー消費も減少し、使われずに余ったエネルギーが脂肪に変わって体に溜まりやすくなります。 シニア世代は勿論、若いうちからの食事管理や筋肉トレーニングが必要のようです。良質のたんぱく質食品として奨められるのはBCAA(分枝鎖アミノ酸)が多い赤みのお肉やマグロ等の魚、大豆、牛乳、鶏肉とビタミンB群(ゴマ、バナナ、ナッツ、小麦、玄米等)を一緒にとること。そして、筋トレには、まず身近なスクワット、モモ上げ、つま先立ち運動等から少しずつ始めて続けられると良いでしょう。(by きらめき) | ||
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