有効成分量
(ユウコウセイブンリョウ)
有効成分とは、医薬品、医薬部外品や農薬などに含まれる物質のうち身体の働きを調節する役割をもった物質のことです。有効成分量は医薬品総量のうち、服用目的である効果を示す有効成分の量で、例えば整腸剤のミヤBM細粒は通常の一包量が1g(=1000mg)ですが、そのうち有効成分量は宮入菌末40mgで、他の960mgは賦形剤(ふけいざい)としての乳糖、トウモロコシデンプンなどです。このように医薬品に通常、有効成分以外に含まれている賦形剤はそれ自体に薬効はありませんが、味を調えたり、有効成分の吸収などを調節する役割を持つ場合もあります。また、有効成分量が少なすぎると調剤や服用がしにくいため、それを改善するべく量を増やす意味もあります。有効成分は1種類とは限らず、かぜ薬のPL配合顆粒などのように複数が混合されることもあります。 |
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