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ミニコラム

帯状疱疹  (2012/11/01)

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水痘(すいとう)の原因ウイルスと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こる病気です。水痘とは「水ぼうそう」のことです。
特に高齢の方に多く、患者さんの約70%は50歳以上です。子供の頃にかかった水痘のウイルスは消滅せずに、体の神経節(神経の細胞が集まった部分)に隠れていて、免疫力が低下したときに復活するのです。
復活したウイルスは、神経節から出て活動を再開し、皮膚に帯状の水疱(水ぶくれ)をつくります。皮膚のチクチクするような痛みから始まり、痛む場所にブツブツとした赤い発疹ができ、小さな水疱となって帯状に広がります(だから、「帯状疱疹」と言うんですね)。この症状は、特に胸から背中、腹部などによくみられ、他には顔や手・足にも現れます。また、症状が現れるのは体の左右どちらか片側だけで、一度に2ヵ所以上の場所に現れることはほとんどありません。
治療には、原因ウイルスに対して抗ウイルス薬、痛みに対して消炎鎮痛薬、また、水疱がつぶれて細菌感染した場合は、抗菌薬を使用します。痛みを冷やすとかえって強くなるので、できるだけ温めるようにしましょう。抗ウイルス薬をできるだけ早く使うことで症状の悪化を防ぎ、皮膚や神経のダメージを軽くする効果が期待できます。発症早期に治療を始めることが大切。帯状疱疹は、疲れやストレスで体の抵抗力が低下している時に発症するため、無理をせずに、栄養と睡眠を十分にとり、規則正しい生活をしましょう。(Q美)


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