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ミニコラム

くすりのかたち-3  (2013/09/26)

今回は、口に入れますが飲み込まない薬について紹介します。
■舌下錠(ぜっかじょう)は、舌の下に錠剤を入れ、口腔粘膜から吸収させます。速やかに吸収させるため他の薬剤より早く溶けます。噛んだりせず、唾液で溶かします。飲み込まないでください。狭心症発作時に用いるニトログリセリンはこの舌下錠です。急速な効果を期待する剤型です。
■バッカル錠は奥歯の上の方の歯茎と頬の間に挟んで唾液で徐々に溶かしながら口腔粘膜から吸収させます。舌下錠と似ていますが、有効成分を口腔粘膜からゆっくり吸収させることを目的としています。
どちらも飲み込まないことで、肝臓での代謝を受けずに直接血液中に有効成分が到達し、治療を要する臓器に運ばれます。
■トローチは口の中で徐々に溶かし、口腔や咽喉の粘膜などの局所に対して殺菌・消炎作用をする錠剤です。口腔内でゆっくり溶けるように他の錠剤より硬めです。噛まずにできるだけ長い時間をかけて溶かしてください。効果を持続させるため、口のなかで溶け終わったあとすぐは飲んだり食べたりしないほうがよいでしょう。30分くらいはそのままがよいです。
いずれにせよ、薬はその有用性を高め、副作用のリスクを最小限にするように設計されています。
服用回数や量、使用方法を守ってくださいね。
(けい)


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