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ミニコラム

安眠のために  (2013/10/03)

睡眠は、心身を休めるための大切な時間です。
脳の休息のために欠かせません。
ある時刻になると自然に眠くなり、一定時間眠ると自然に目が覚めるという睡眠-覚醒のサイクルを含む体内時計を概日リズムといいます。
このリズムを調節する脳内ホルモン(メラトニン)と心身の安定や睡眠に関わる神経伝達物質(セロトニン)、そしてこの2つの物質の原料となるトリプトファンを紹介します。
メラトニンは、松果体より分泌され、昼間は少なく夜間に分泌量が増え、明るいところでは分泌量が減少します。寝る前に部屋を暗くして分泌を促しましょう。一方、セロトニンは、光の刺激で分泌を始めます。セロトニンが不足すると、イライラしたり、眠れなくなったり、心身が不安定になります。
このセロトニンの原料となるのが必須アミノ酸のトリプトファンです。
必須アミノ酸は体内で合成できないため、食事から摂らなければなりません。
セロトニンはこのトリプトファンとビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムから作られます。
トリプトファンを多く含む食品には、乳製品(チェダーチーズ、牛乳)、肉(とくにレバー)、魚(しらす、たらこ、かつお)、卵黄、落花生、アーモンド、バナナ、凍り豆腐、干し湯葉、きな粉 などがあります。これらの食材にはビタミンB6やナイアシンも含まれています。ごぼう、小豆、そば、ホウレンソウなどはマグネシウムを多く含みます。上手に組み合わせて摂るとセロトニンが作られ、それを分解してメラトニンが作られてよい睡眠の助けになるでしょう。
夜は、光の刺激を避け、入眠の準備をしましょう。朝は光を浴びてすっきり目覚められる環境を整えましょう。秋の夜長、つい夜更かしなんてならないよう、概日リズムを大切に。(けい)


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