「慢性腎臓病」(CKD) | (2015/04/09) | |
毎年3月の第2木曜日は「世界腎臓デー」。腎臓病の早期発見・治療を呼びかけています。 今年は中高年での発症が増えている「慢性腎臓病」(CKD)への注意喚起が呼びかけられました。 CKDは、腎臓の障害(蛋白尿など)、もしくはGFR(糸球体濾過量)60 mL/分/1.73m2 未満の腎機能低下が3ヵ月以上持続するものとして定義されます。 CKDが進行すると、夜中に何度もトイレに行きたくなる(夜間尿)、むくみ、貧血、倦怠感、息切れなどの症状が現れてきます。このような症状が自覚されるときは、すでにCKDがかなり進行しているので、早期発見は難しい疾患です。 CKDの進行を遅らせ、体調を良好に保つためには食事療法がとても大切です。 まず、塩分の摂りすぎに注意。食塩摂取量の基本は、3g/日以上6g/日未満。 バランスよく、適量を食べ、肥満に気をつけましょう。 定期的に健康診断を受け、尿や血圧の検査をすることが早期発見につながります。 特に健康診断で、尿タンパク陽性の方は要注意で、詳しい検査を受けましょう。(けい) | ||
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