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ミニコラム

緑内障と点眼  (2015/07/09)

緑内障は、眼の中の圧力(眼圧)が高まり、視野狭窄を生じ、放置すれば失明に至ります。
緑内障と診断されると、眼圧を下げる目薬を処方されます。
薬の効果が表れず、そのために薬の種類を変えたり、薬の種類が増えた方に、正しい点眼方法(点け方)を理解してもらうと、薬がよく効くようになったという研究をされた眼科医のお話を聞く機会がありました。薬を減らすこともできたそうです。
処方された点眼薬を受け取るときに、その点け方の説明を受け、さらに説明書も受け取りますが、多くの場合、一度聞いただけで、理解するのはなかなか難しいようです。一方、人は一度説明したことを何度も繰り返すことが相手に対して失礼ではと思うこともあるようです。でも、大切なことは、何度も復唱したり、繰り返して聞くことによって初めて記憶が定着します。忙しいから説明はいらないなどと言わず、わからないことは繰り返して聞くことが大切です。
さて、緑内障の目薬の正しい点け方ですが、まず手を洗います。まつ毛に触れないように1回1滴を点します。2滴以上点すと、目からあふれてしまうので1滴にしましょう。点した後は静かにまぶたを閉じて目頭(涙嚢部)を2分ほど抑えましょう。これにより目薬が鼻に流れてしまうことを防ぎます。目の周りについてしまった薬は拭き取りましょう。なかには、色素沈着を起こす成分を含む場合があり、そのままにすると目の周りが黒ずんでしまうことがあります。2種類以上を点眼する場合は5分以上間隔をあけましょう。(けい)


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