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ミニコラム

花粉・食物アレルギー症候群(PFS)  (2016/03/17)

花粉症の人で特定の生野菜や果物などを食べたときに、口のなかや喉にピリピリとした刺激を感じることがあります。もしかすると、これは花粉・食物アレルギー症候群(PFS)
かもしれません。以前は「口腔アレルギー症候群(OAS)」とも呼ばれていましたが、症状が口の中だけにとどまらない人もおり、PFSと呼ばれるようになりました。花粉のアレルゲンと、生野菜や果物のアレルゲンの構造が似ているため、花粉アレルゲンに対する抗体が反応してしまい口腔内でアレルギーを起こすのです。花粉症の人がフルーツ、野菜、ナッツなどを食べた時に、およそ15分位で直接触れた口の中や唇の粘膜が腫れたりしびれたり、時には、顔がむくんだり、じんま疹、腹痛、喉が詰まる感じがすることもあります。このような症状の多くは食後しばらくすると自然に軽快します。症状を誘発しやすい食物にはバラ科(リンゴ、モモ、ナシ、イチゴ、サクランボ)、ウリ科(メロン、スイカ)、バナナ、ジャガイモなどがあります。対策としてはアレルギーの原因となる食物を確認し避けるのが基本です。ただし、口腔アレルギーを起こす果物や生野菜のアレルゲンは熱に弱く、加熱すれば食べることができることもあります。症状のあらわれ方にもよりますので、お医者さんに相談してみましょう。(Q美)


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