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ミニコラム

超音波による骨折治療  (2016/04/14)

一般的な骨折治療は、整復、固定をし、骨が自然に修復されるのを待ちますが、超音波が骨の癒合を促進することがわかり、近年では、治療器として応用されています。一日20分、治療器を骨折部にあてるだけという非常に簡単な治療法です。骨が癒合するまでの日数が、前腕骨で約37日、すねの骨で約58日、短縮したという報告もあります。また、海外の報告ですが、骨折後7日以内にギプスで固定した骨折部に超音波骨折治療を行うと、超音波を使わないときよりも、治るまでの日数が約4割も短くなったそうです。低出力超音波パルスという弱い超音波を利用しており、日常的に内臓などの検査に利用されているのと同レベルの非常に低出力(30mW)の超音波です。検査で用いる場合と異なり、超音波を患部に断続的にあてることが大きな特徴です。断続的に細胞を刺激することで、骨の癒合が促進されると考えられ、断続的に細胞を刺激したとしても、超音波そのもののエネルギーは非常に低いので、患者さんは何も感じず、もちろん痛みもなく治療することができます。
2012年4月から、「四肢(手足を含む)の観血的手術を行った場合」や「四肢(手足を含む)の難治性骨折」に、医療保険が使えるようになっています。(Q美)


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