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ミニコラム

メタボリックシンドローム  (2012/06/28)

前回のコラム「特定健診」はメタボリックシンドロームに的を絞ったものでしたね。
では、メタボリックシンドロームとは何でしょうか。
内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうちの2つ以上を併せ持つ状態のことで、内臓脂肪症候群ともいいます。
内臓脂肪型肥満とは内臓のまわりに脂肪がたまるタイプです。上半身に多く脂肪がつくため、リンゴ型肥満と呼ぶことも。中年以降の男性に多くみられ、閉経後は女性も増えてきます。診断基準としてはよくウエスト周囲径男性:85㎝以上 女性:90㎝以上と言われますが、正確には内臓脂肪面積 100c㎡以上でこれはCTスキャンなどで正確に測ることが望ましいようです。
内臓脂肪は皮下脂肪と比べて、たまりやすく減りやすいという特徴があります。ためる原因となっている食べ過ぎや運動不足などの不健康な生活習慣を改善することで減らせるのです。
内臓脂肪の蓄積で、分泌される悪い物質が増えて、血管の炎症や血栓をつくりやすい状態を引き起こします。反対に良い生理活性物質(アディポネクチン)の分泌が減少することが知られています。
ぜひ、生活習慣を見直して内臓脂肪を減らしていきましょう。(けい)


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