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ミニコラム

マイコプラズマ肺炎  (2012/08/16)

多くの感動をもたらしたロンドンオリンピックが終わりましたね。ところで、かつてオリンピック病と呼ばれた疾患をご存じでしょうか?マイコプラズマ肺炎のことです。マイコプラズマ肺炎は年間を通してみられますが、流行は晩夏や初秋が多く、特に日本では、4年毎のオリンピック(夏季)の年に流行が見られたことから「オリンピック病」と呼ばれていたことがあります。(ただし、1988年の流行以降はそのような規則的な流行ではなくなっています。)
第5類感染症として定点把握疾患に定められており、8月初旬の定点当りの報告数は過去5年と比較して増えています。特に栃木、群馬、福島、愛知で増えています。(感染症発生動向から)
その名の通りマイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)という微生物によって引き起こされ、まずは、発熱や頭痛を伴った気分不快が3-4日続きます。咳が数週間続くのが特徴で、微熱としつこい咳が数週間続いて、なかなか治らない時はマイコプラズマ肺炎かも。自然に治癒することもありますが、咳は不眠の原因になります。長期間に咳をしていると肋間筋が痛くなったりするので、このような症状が続く時は、早めに受診しましょう。致命的な病気ではなく、抗生物質も有効なので予防注射はありません。インフルエンザと同じ飛沫感染(咳からの感染)なので、予防にはマスクが有効な手段ですが、暑い夏にマスクの使用はつらいですね。飛沫感染には手洗いも有効なので、手洗い回数を増やしましょう。(Q美)


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