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ミニコラム

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)  (2013/02/28)

SFTSとはSevere fever with thrombocytopenia syndromeの略で、ダニが媒介するウイルス感染症です。SFTSウイルスは2011年に初めて特定されました。
主な症状は、発熱と消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)で、重症化し、死亡することもあります。
主に森林や草地等の屋外に生息しており、市街地周辺でもみられるマダニが媒介すると考えられています。マダニは家庭に生息するダニよりも大きく(3~4ミリ)固い外皮に覆われていて、血を吸うと少し大きくなります。数日~長いと10日間も吸血するそうです。吸血中のマダニに気が付いたら、無理に引きはがそうとせずにできるだけ病院で処置してもらうようにしましょう。
予防法としては、草むらや藪など、マダニが多く生息する場所では、長袖、長ズボン等肌の露出を控えましょう。そのような場所から帰ったらマダニに咬まれていないかよく観察してください。春から秋にかけて活動が活発になるので、これからの季節は注意が必要ですね。 (けい)


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