先日、初めて淡口しょうゆを購入しました。普通のしょうゆとどこが違うのでしょうか。日本のしょうゆ生産量の8割以上は濃口しょうゆ。普通、醤油というと濃口しょうゆを指します。「淡口」とは「色が淡い」という意味で「食塩分が薄い」という意味ではありません。むしろ塩分は18~19%と濃口しょうゆより約2%高く、醸造過程の仕上げに甘酒や水あめを加えるのが特徴です。魚や野菜など素材の持ち味や色合いを生かすのに向き、香りもうすいため、つけじょうゆやかけじょうゆには不向きですが、野菜の煮物や吸物、うどんつゆなどにはとても相性がいいそうです。塩分が多いので敬遠される方もあるかもしれませんが、小さじ2杯中0.1g程度の違いで大差はありません。しかも、淡口しょうゆはだしを生かすので、少量で料理全体をおいしく仕上げることができ、実際の調理では使用量が少ない分、料理の塩分濃度も低くなり、塩分の摂り過ぎを防ぐことができます。洋食やお菓子、中華にも料理のかくし味として使うと香ばしさや味に深みが増すそうです。また、熱い番茶にほんの少し落としても、香ばしさと深みのある味になるそうです。普段濃い口しょうゆを使用しているので、ついつい使い忘れてしまうのですが、「これいつ買ったんだっけ~?」とならないよう、早速今日から積極的に使いたいと思います。(Q美) |