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ミニコラム

急性膵炎  (2014/03/20)

最近、中高年の男性に急性膵炎の発病が増えているそうです。
食事や飲酒の数時間後に突然上腹部に激しい痛みを訴え、吐いたり、背中に痛みを感じたり、発熱、食欲不振、膨満感などの症状が出ます。しばらくすると症状がおさまるので、受診もせずそのままにしておくうちに重症化してしまい、激しい痛みが起きて救急車を呼ぶケースも少なくありません。
膵臓は、膵液の酵素で食べ物を消化したり、胃酸を中和したり、また血糖調節ホルモンを出して血糖コントロールをしています。しかし、何らかの原因でうまく機能しなくなると、膵臓が自らを消化し始め、膵臓に浮腫(むくみ)、出血、壊死などの急性炎症(急性膵炎)を起こし、それにより膵臓から様々な物質が出て血流にのり、心臓・肺・肝臓・腎臓・消化器官等、他の臓器にも悪影響を及ぼします。
急性膵炎の原因として一番多いのは、飲酒です。飲酒により膵液の分泌が促され、アルコール自体が膵臓細胞を傷害するので炎症が起きやすくなります。暴飲暴食や刺激の強い食べ物や飲み物、お酒好き、普段から満腹まで食べているような方々は要注意です。特に脂肪の多い食事のとり過ぎは、膵炎のリスクが高くなります。栄養バランスのとれた食事を心掛け、脂身の多い肉料理や揚げ物などはなるべく控えましょう。また治療を始めてから医者に「禁酒」と言われた場合には絶対にお酒を飲んではいけません。
食事の度にどうも調子が悪くなると思われる方は内科、消化器科にできるだけ早めに受診することをお勧めします。急性膵炎や膵臓ガンは、発見が遅れると命にかかわります。早期発見と治療のためには定期的な健康診断や年1回くらいの人間ドックを受けましょう。
(byきらめき)


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