笑いと健康 | (2014/04/10) | |
「現代人はストレスの中で暮らしている」と言っても過言ではありません。特に自己管理の必要な糖尿病や高血圧治療中の方には「運動して食事に気をつけて下さい」と言われ続けてうんざり気味の方もいらっしゃるでしょう。勿論、きちんと治療を続けることは大事なことですが、「少し気持ちを楽にして毎日たくさん笑いましょう」とご提案したいと思います。 2009年の米国の学会発表ですが、糖尿病・高血圧・高コレステロール血症で治療中の方に、バラエティ番組やコメディ映画等を毎日30分以上視聴して積極的に笑って生活するように指導したグループと通常治療だけのグループを作って、1年後の血液検査結果を比較。するとお笑いグループの方が検査結果が改善していたのです。国内でも糖尿病患者が漫才を見て大笑いした後に食後血糖値を測ったら低下した報告があります。 予防医学を中心にいろいろと試みられていますが、笑うことで炎症性の刺激が抑えられたり、免疫力が上がったり、神経ストレスが解消されれば、緊張がほぐれて痛みが和らいだりもします。お腹を抱えて笑えばカロリー消費もやや多めになりますし、検査値が改善したり、ムードが良くなって対人関係が和やかになれば嬉しいことですよね。「笑い」がもたらす付加価値は意外に大きいと思いませんか? ただ、真面目な方に多いのですが息を吸い過ぎてむせたり、喘息発作を起こしたり、尿失禁など起こしそうな方はご注意ください。 毎日たくさん笑って、からだに元気をみなぎらせましょう。笑う門にはやはり福(よろこび)が来るものですね。(byきらめき) | ||
< 1つ前のコラムを見る | [ミニコラム一覧] | 1つ先のコラムを見る > |