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ミニコラム

座位時間と健康  (2014/04/17)

昔はテレビのチャンネルひとつ変えるのも動かないとできませんでした。しかし今や座ったままTVもエアコンも、はたまたお風呂の準備まで出来る時代になりました。生活が便利になる一方で、立って過ごす時間は減り、座ったままの時間(座位時間)がどんどん増えたのです。
高齢化により、食事や入浴、就寝などの日常の基本的な活動に支障が出る「日常生活動作(ADL)障害」が増えました。米ノースウェスタン大学では、2002~2005年に60歳以上の男女 2,286人に活動量計をつけて「1日の身体活動調査」をしたところ、1日平均で座位時間は9時間、3.6%に身体障害がありました。更に計算上ですが、座位時間が1日13時間の女性は、12時間の女性に比べて身体障害のリスクが2倍になり、「週末テニス」や「趣味はジョギング」のような運動習慣があっても、座位時間が長いと障害リスクは上昇したそうです。
テレビを見ている時間が1日6時間の人は、まったく見ない人に比べ、健康寿命が5年短くなるという調査結果もあるそうです。折角、時短・便利・楽ちんな時代になったのですが、老後の健康の為には「座ったまま過ごす時間を少しでも減らす」ことが必要なようですね。
さぁ、花が咲き草木の芽吹く季節になりました。まずはお散歩に出かけてみませんか?(byきらめき)


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