秋の七草 | (2015/09/17) | |
春の七草は七草粥としても食されなじみがありますが、秋にも七草があります。 なかなか覚えられないのですが、「ハギ(萩)」「オバナ(尾花)」「キキョウ(桔梗)」「ナデシコ(撫子)」「クズ(葛)」「フジバカマ(藤袴)」「オミナエシ(女郎花)」の七つです。オバナはススキのことです。 秋の七草は花を観賞して楽しむものだそうですが、中には薬になっているものもあります。 たとえば、ご存知の方も多い「かっこんとう(葛根湯)」は「クズ」の根を乾燥させた「葛根」が含まれます。葛根湯が「かぜの初期」に飲むと効果があると言われるのは、葛根の発汗作用と解熱作用があるからです。 「キキョウ」の根も薬用になり、去痰作用があります。 秋の七草は冬に向かい、体調を整える効果のある薬草が含まれているとされています。 天気のよい秋の休日に、七草を探す散歩などいかがでしょうか。(けい) | ||
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