感染症週報から‐RSウイルス感染症が増加 | (2011/10/14) | |
Respiratory syncytialウイルスによる呼吸器感染症です。軽症ではかぜのような症状ですが、重症になると細気管支炎や肺炎を発症します。乳児では重症化しやすく、免疫が落ちている場合や心臓や肺に基礎疾患がある場合は注意が必要です。 例年秋から流行し始め冬がそのピークなのですが、今年は6月ごろから増加傾向にあるそうです。 乳児の半数以上が1歳まで、ほとんどが2歳までに感染し、その後も一生、再感染を繰り返すようです。 潜伏期は2~8日、典型的には4~6日とされています。発熱、鼻汁などから始まり、 呼吸が浅くぜーぜーと喘鳴がすることもあります。 飛沫感染ですので、手洗い、うがいなどで予防し特に乳幼児のいる家庭は注意しましょう。(けい) | ||
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