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ミニコラム

オメガ3脂肪酸  (2013/05/23)

オメガ3脂肪酸(ω3脂肪酸)を含む医療用医薬品、一般用医薬品(OTC)、サプリメントなどの製品が販売されています。魚油や、植物性ω3脂肪酸の摂取と心血管疾患の関係について種々の研究が発表されていますが、まだ解明にはいたっていません。
脂肪酸は、皮膚や細胞膜の保持やプロスタグランジンなどの生理活性物質の合成に必要で、「飽和脂肪酸」と、「不飽和脂肪酸」の2つに大きく分けられます。不飽和脂肪酸は必須脂肪酸で体内で他の脂肪酸から合成できず、食事等からの摂取が必要です。
飽和脂肪酸は、その構造からω3系、ω6系に分けられます。現代人は、ω6系(リノール酸など)は多く摂っていますが、ω3系の摂取は少ない傾向にあります。ω6系を多くとりすぎると、善玉コレステロールも一緒に低下させたり、免疫を弱めると言われています。
ω3系は流動性で細胞や血管を柔軟に保ち、動脈硬化を防ぎ、抗うつ作用やストレス軽減、アトピーや花粉症などのアレルギーを軽減させるともいわれています。
α-リノレン酸、ドコサヘキサエン酸DHA)やイコサペント酸(EPA)はω3系です。青魚をはじめ、えごま油(シソ油)、亜麻仁油、くるみ、緑黄色野菜、豆類などの食品に含まれます。ただし、酸化や熱によって劣化しやすいため、油などは小瓶で購入し、冷蔵庫で保管してください。
ω3脂肪酸を上手に摂って健康増進に役立てたいですね。(けい)


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