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ミニコラム

痛風と高尿酸血症  (2011/09/20)

痛風は栄養事情が良くなると増える飽食の時代の病気。ヨーロッパでは古くからある病気で、あのヒポクラテスが歩行が困難になる病(ポダグラ)と書き表していたそうです。日本では明治以降にみられるようになった、プリン代謝異常による高尿酸血症を基礎とする疾患です。
激烈な痛みを伴う関節症状が特徴的で痛風発作と呼ばれます。痛風発作は1週間~10日くらいで治まりますが、尿酸値を高いまま放置すると発作を繰り返すだけでなく、腎臓への障害が静かに進行していきます。
尿酸血症は血液中に尿酸が7.0mg/dLを超えた状態のことで、血液に溶けきれない尿酸が関節で結晶となって蓄積され、関節炎を起こします。
尿酸血症が疑われたら、尿酸の元であるプリン体を多く含むものを避け、アルコール(特にビール)を控えて、尿酸値があがらないようにしましょう。尿が酸性に傾くと尿酸が溶けにくくなり蓄積しやすいので、尿をアルカリ化することも大切です。野菜や海藻、牛乳などのアルカリ性食品を積極的にとるとよいようですよ。ただし、アルカリ性に傾きすぎると今度はカリウムの結石の危険性も。尿のPHを6.2~6.8くらいにコントロールする事が理想的。尿pH試験紙で確認できます。(けい)

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