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ミニコラム

熱中症予防と高血圧管理  (2012/07/26)

熱中症は、高温多湿な環境のもと、からだの水分及び塩分(ミネラル等)のバランスが崩れ、体内の調整機能がきかなくなった状態の総称です。その症状は、めまい、筋肉の硬直、大量の発汗、頭痛・気分の不快(吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感など)や意識障害・けいれん、高体温など多彩です。
熱中症の予防には、水分だけでなく塩分の補給が重要といわれています。
しかし、塩分制限をしている高血圧の人は、原則としては夏でも制限すべきで、食塩摂取は1日6g未満が望まれます。ただし、大量の発汗時は水分だけの補給では不足する場合もあります。通常の食事が摂れている場合は意識的に塩分を増やす必要はなく、減塩を心がけている場合にはかかりつけの医師に相談されるとよいでしょう。
日本人は有数の好塩国、中国に次いで塩分摂取の多い国といわれています。ある統計ではスペインに比べると塩分摂取量は約1.7倍です。中華料理よりスペイン料理のほうが減塩の方にはいいかもしれませんね。(けい)


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