熱中症対策 | (2012/08/26) | |
熱中症の症状はどのようなものでしょうか。 高温の状況下で「筋肉のこむら返り」や「立ちくらみ」、「熱疲労」が起こったら、熱中症の第一段階です。「熱疲労」とは、全身の倦怠感や脱力、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢などが当てはまります。 筋肉のこむら返りは熱痙攣とも呼ばれ、大量の発汗によるナトリウム欠乏のために起こり、こむら返りの部分は痛みを伴います。 この段階では、すぐに涼しい場所へ移動して体を冷やすこと、水分を十分に摂ることで対応可能です。でも、そのまま放置せず、誰かが必ず付き添って見守ってあげてください。ぐったりして、自分で水分や塩分をとれない場合は、すぐに病院への搬送が必要です。 屋外での活動だけでなく、室内にいても熱中症になる可能性があります。特に高齢者は、皮膚の温度感受性が下がるため、体温調節の反応が遅れて体内の深部の温度が上がってしまうことがあります。こまめに温度をチェックして28℃を目安にコントロールしてください。のどの渇きを感じる前に、水分をこまめに補給するよう心掛けてください。ただし、アルコールは尿の量を増やし体内の水分を排泄してしまいます。汗で失われた水分はビールなどで補給はできません。一旦吸収した水分も、それ以上にその後尿で失われてしまいます。 ビールを飲んだら、水もたくさん飲みましょう。寝る前と起きた時に、水を飲むとよいようです。 (けい) | ||
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