熱中症-応急処置 | (2013/07/18) | |
毎年この時期、熱中症への注意喚起が行われています。 それにも関わらず、搬送されたり残念ながら亡くなる人もいます。 暑いときには、末梢血管が拡張し多量の血液を循環させて熱を放散、 また、汗をたくさんかいてその蒸発により体温を下げようとします。 暑さが続くと、この体温調整がうまくできず、倦怠感、吐き気や痙攣、筋肉痛などの症状がおこります。これが熱中症の症状です。 もし、熱中症でぐったりしている人がいたら、涼しい場所に移し、体を冷やしましょう。 首、脇の下、足の付け根などの大きな血管を冷やします。氷嚢等がない場合は、冷たいペットボトルなどを利用します。 団扇等であおいであげるのもよいです。 少し塩分を含んだ水やスポーツドリンクなどを飲ませましょう。 もし吐いていたら、無理に飲ませず、体を横向きにしてあげてください。 このように熱中症の臓器障害の抑止には、水分補給と体の冷却がカギなのです。 炎天下のみならず、室内でも熱中症になる場合があります。 服装は、通気性の良い、吸湿・速乾のものとし、定期的な水分・塩分の摂取を心がけましょう。 年々気温の高い日が多くなっています。元気に夏を乗り切れますように。(けい) | ||
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