VDT症候群(テクノストレス眼症) | (2016/01/07) | |
パソコン作業を長時間続けることによって生ずる、目、体、心の症状をまとめてVDT症候群(テクノストレス眼症)と呼んでいます。VDTとは、Visual Display Terminal(パソコンの表示装置)のことです。 長時間同じ姿勢で作業するため、首、肩、腕などが痛んだり、画面を凝視する時間が多いためにまばたきの回数が減り、ドライアイを引き起こしたりします。また、頭痛や食欲不振、ひどい場合はイライラや不快感などが現われることもあります。 VDT作業を行っている人の中で精神的な疲労を感じている人は4割弱、身体的疲労を感じている人は8割弱に上ることが明らかになっています。VDT症候群の予防には、まず正しい姿勢で作業することが大切です。また、目からディスプレーまでの距離は40~70cmとし、視線はやや下向きになるようにしましょう。部屋の明るさも適度に保ちます。できれば1時間ごとに10~15分間の休憩をとり、遠くを見たりして目を休められるといいですね。ストレッチなど体全体を動かすことも効果的です。 最近では、通勤中にスマートフォンでゲームをする方を多く見かけますが、ゲームは素早い目や手の動きが必要とされ、より緊張を強いられるので、普通のVDT作業より疲れると思われます。ほどほどに楽しみましょう。(Q美) | ||
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