感染性胃腸炎の予防 | (2011/12/09) | |
厚生労働省の感染症情報によると、感染性胃腸炎の患者発生は、例年12月の中旬頃にピークとなる傾向で、今年も11月から増加し始めているそうです. この時期に発生する感染性胃腸炎のうち、特に集団発生例の多くはノロウイルスによるものと推測されています。 ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもや高齢者などでは重症化することもあります。ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られますから予防が重要です。 予防法としては、 (1) 食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう (2) 下痢やおう吐等の症状がある場合は、食品を直接取り扱わないようにしましょう。 (3) 胃腸炎患者に接する方は、患者の便や吐ぶつを適切に処理し、感染を広げないようにしましょう。 加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。また、調理器具等は使用後に洗浄、殺菌しましょう。 (けい) | ||
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