百薬の長 | (2011/12/13) | |
何かとお酒を飲む機会が増える時期ですね 夫れ塩は食肴の将、酒は百薬の長にして、嘉会の好なり。 漢書の一節で、塩は食物のかなめ、酒は多くの薬の中で優れており、めでたい集まりに相応しいというような意味。 アルコールにはLDLコレステロール(悪玉)を減らし、HDLコレステロール(善玉)を増やす働きがあると言われています。 体内でアルコール脱水素酵素によりアセトアルデヒドに分解され、このアセトアルデヒドには血管拡張作用があり、飲んでしばらく経つと体がポカポカしてきます。血管が開いて体が温まるということは、血行がよくなるということなので、冷えや肩こり、腰痛によいかもしれません。 ただし、飲みすぎた場合は種々の悪影響があることはご存知のとおり。 厚生労働省の「健康21」では、節度ある適度な飲酒量について種々の研究結果から、男性は1日当たり純アルコール10~19g、女性では1日当たり9gまでが最も死亡率が低く、量が増加するに従い死亡率が上昇すると述べています 「節度ある適度な飲酒」としては、1日平均純アルコールで約20g程度としています。この量は、ビールなら中瓶1本500mL、清酒1合(180mL)、ワイン2杯(1杯120mL)、焼酎(35度)0.5合(90mL)くらいが目安です。(けい) | ||
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