旬の果物-グレープフルーツ | (2012/04/21) | |
1年中みかけますが、フロリダ産の場合、収穫時期は10月~6月、旬は3月~5月頃。 かぜ予防、シミそばかすに良いとされるビタミンCをたくさん含んでいます。 糖質の分解・吸収を穏やかにするクエン酸も含まれおり、クエン酸にはミネラルを包み込み、体に吸収されやすい形に変えるキレート効果もあります。 また、その香りはリフレッシュ効果があり、気分を高揚させる働きもあるそうです。 だだし、いくつかの薬とは相互作用を起こす成分を含んでいるため、グレープフルーツジュースと一緒にのまないほうがよい場合があります。種々の研究から、フラノクマリン類(植物によって産生される有機化合物の一種)がこの相互作用に関与していることが明らかにされています。フラノクマリン含量は、ピンクやルビー種よりも白色種の方が多く、またその含量は果皮>果肉>種の順です。フラノクマリンが肝臓で薬を代謝する酵素の働きを弱めるため、薬の血液中の濃度が高くなり、薬が効きすぎることになります。ニフェジピンなどの高血圧の薬を飲む場合は、グレープフルーツジュースは飲まないようにしましょう。薬の成分により、高血圧の薬でも、この相互作用と関係しないものもたくさんあります。おくすり日記の薬の説明では、グレープフルーツジュースへの注意も確認できますよ。(けい) | ||
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