オリーブオイル | (2012/09/30) | |
オリーブオイルは、オレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸を多く含みます。 オレイン酸は、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を低下させずに悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を低下させる作用があります。動脈硬化や心臓病、高血圧の予防になります。 リノール酸は人体では合成できない必須脂肪酸のひとつです。 食用油以外の多くの食品にも含まれており、現代生活の中では過剰摂取の傾向にあります。 オリーブオイルは他の油脂と比較してオレイン酸が多く含まれ(70~80%)、酸化されにくく固まりにくい性質を持っています。 また、特にエクストラ・バージン・オイル(香りが良好で油としての品質も高いもの)に含まれている天然成分にオレオカンタールがあります。かすかにピリッとした刺激のある味の原因となる物質で、かぜ薬や鎮痛薬に入っているイブプロフェンに似た抗炎症作用を示します。炎症作用を有するプロスタグランジンをアラキドン酸から合成するシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害します。 毎日少しずつ摂取すると心臓血管系疾患リスクを減らすことができるかもしれません。 このほか、ビタミンEやポリフェノールなども含まれています。 オリーブオイルをたくさん使う地中海料理が健康によいと言われています。 上手に摂って健康に役立てたいですね。(けい) | ||
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